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住宅建築 建方工事(その1)

 基礎工事の完了後、建方工事として建物の組上げ作業が行われました。積水ハウスのような住宅建築のメーカーでは建方工事という工程で建物のおおよそを組上げてしまいます。

 

 積水ハウスの場合、工場で造られた住宅部材を組み立てる順番に運び込み、クレーンで運び上げながら組み立てていくので、建物の外観のほとんどは数日で組みあがっていきます。

 

こちらの頁では、建方工事の1階から屋根部分までの組み上がりの様子をご紹介します。

 下の建方工程図面中の「建方工事 ○○」のところにマウスを載せると各工程ごとの建方工事の様子が示されます。

① 建方工事1
 図面通りに工場で作製した鉄骨、耐力壁フレーム、ダインカジュアルのダイス柄の外壁が運び込まれました。
クレーンで持ち上げて、基礎部分のアンカーボルトへの取り付け作業を行いました。1階までの取り付け作業が終わりました。
④-1 建方工事
 開始より1週間が経過しました。
 外観は外壁が付いて屋根の鉄骨が付き、バルコニーも出来てきました。外側は飛散防止ネットで覆います。
② 建方工事
 建方工事が引き続き行われており、2階までの外壁が組みあがっていました。
工場で作製された鉄骨をクレーンでひとつひとつ上げていました。
④-2 建方工事
 1階玄関になるところから内部を見渡した様子です。設計のときに図面で確認した箇所に耐力壁が配置されています。土台部分はなくアンカーボルトに直接、鉄骨柱や耐力壁を緊結していきます。
④-4 建方工事
2階も図面通りに鉄骨、耐力壁が配置され、外壁が取り付けられています。 ブルーシートに覆われているのは、バルコニーや屋根に使う材料です。
 床にはALCが敷かれています。吸湿性があるのでビニールシートで養生してテープで止めてあります。
③ 建方工事
 外から見た様子としてはあまり進んだ様子はありませんが、外観としては、屋根がかかるまでの外壁(三角の部分)がつきました。ここは小屋裏収納になります。
④-3 建方工事
 外壁は鉄骨に外壁取付金具で取り付けられているのみでした。これは「ロッキング工法」という仕組みです。
 
 

 各工程ごとの詳細な説明は以下をご覧ください。

 

建方工事1 1階の組み立て

 図面通りに工場で作製した鉄骨、耐力壁フレーム、ダインコンクリート外壁パネルが運び込まれました。

使用する鉄骨や外壁パネルは、搬送中に傷つかないように十分に養生されていました。部材は搬送するトラックのサイズに合わせて「ひとかたまり」になっており、邸名と番号が書かれていました。

耐力壁フレームや独立柱が運ばれて取り付けられて、2階床梁を吊り上げて組み合わせていきます。

 その後、ダインコンクリート外壁パネルを取り付けていきます。この日は1階と2階中心部分の独立柱を取り付けるところまで行いました。玄関横の地窓が少し大きい?ような気がしますが、まだ1Fしか建っていないからそう感じるのかな、とも思っています。

 

建方工事2 2階の組み立て

 前日に続き、2階部分の組み立てが行われました。1階と同様に柱や耐力壁フレームと小屋梁をクレーンで吊り上げて組立てていきます。

ダインコンクリート外壁パネルについても隣宅側から取り付けられていきます。上下の方向を合わせておいて、クレーンでダインコンクリートパネルが吊り上げられます。取付けるところで作業の方が待っていて、位置を合わせてはめ込んでクレーンから外します。

 

外壁は、白(ダインウォール:ダイス柄 ホワイト4-JG)こげ茶(ダインウォール:ダイス柄 ダークウォーム4-JG)の2色です。

建物の形状が単純な矩形だと、折り返す箇所がないので収まりが悪いとのことでしたが、幸いにも折り返す箇所が出来たので2色にすることが出来ました。

この日は2階上の小屋梁まで取り付けました。

 

建方工事3 屋根の組み立て

 2階内部の鉄骨、耐力壁、屋根をかけるところの鉄骨が入っています。屋根部分の組み立てが行われました。

屋根を支える鉄骨の登り梁、隅木梁、屋根トラスを順番に組立てていきます。屋根の形状は切妻形状のため、屋根が架からない箇所はダインコンクリートパネルが取り付けられます。

 

建方工事4-1

 建方工事から1週間が経過しました。この日は積水ハウスの現場監督さんと一緒に中に入って進捗状況を確認しました。

ダインコンクリートパネルは全てが付いて、バルコニーも出来てきました。屋根には野地板も取り付けられて、一応カタチになってきました。

建物の周りにはこの段階で、足場が組み立てられ飛散防止ネットで覆われます。

 

建方工事4-2

 1階玄関から見渡した建物内部の様子です。設計図通りに耐力壁フレームが配置されています。

一般的な木造住宅では柱と基礎の間に土台を設けますが、積水ハウスは土台部分はなく、基礎のアンカーボルトと鉄骨柱を直接緊結する「ダイレクトジョイント」で緊結しています。これは精度の高い基礎施工により成せるシゴトです。このあたりが積水ハウスの工業化住宅の強みです。

 

建方工事4-3

 ダインコンクリートパネルは外壁取付金具で取り付けられています。

外壁パネルは「ロッキング工法」という、普段はしっかり固定されていて、地震時には建物の変形に合わせて回転運動してひび割れや脱落を防止するように設置されています。

建物内のブルーシートのところに水が溜まっていました。鉄骨には十分な防錆塗装がされているので、問題ないとのことです。

ただ、2階床には吸湿しやすいALCが既についているので、 僅かでも蒸発すればALCが吸収するのでは・・・と少し心配になります。これは「ALCを十分に乾燥させてから床貼り作業を進めていきます。」とのことでした。

 

建方工事4-4

2階についても同様に鉄骨、耐力壁が配置され、ダインコンクリートパネルが取り付けられています。これから取り付けるバルコニーや屋根に使う部材が置いてあります。

 床はALC(高温高圧蒸気養生された軽量気泡コンクリート)が敷かれています。足音や衝撃音が伝わりにくいように設置されています。ALCは吸湿性であるので、ビニールシートで養生してあります。